今思うこと2022年。

今回もそこそこ長い記事なので、長いなーと思う方は後半を読んでもらえると幸いです。そして、この記事はかなり個人の政治的価値観が入りますが、作り手はこんなことを考えているという参考になればという意味と、現状が我慢ならないという気持ちによって記しております。

  思えば二年前の今頃もこんなタイトルで記事を書いていました。新型コロナウイルスのメディアパンデミックから二年。マスメディアの報道が戦時中にも似た傾き加減で加熱し、今はウクライナ、ロシアに焦点を当てた報道が同じベクトルをもって発信されています。僕はこの頃から変わらず憤ってます。

ほんまに残念な気持ちになりますよ。人同士が殺し合いをしているという悲しい現状が電波に乗って毎日届いてくるんです。コメンテーターはどっちの国が悪いやら戦況はどうだとか。下らない。実に下らないです。その報道をすべて両国の死にゆく人に焦点を当ててみたらどうか。善意の募金が武器弾薬に変わるかもしれないこととか、どうやったら非暴力でこの戦争を回避できたか考える特番を作るとか、そんな報道に切り替えるだけで一気に反戦ムードにアジテート出来るんです。不安や怒り恐怖は注目を集めることはよく分かりますし、西側諸国の立ち位置として仕方ないとはいえ、日々発信される情報には絶望すら覚えます。僕たちをどこに導きたいんや?

   この記事で何が言いたいか結論からいうと、発信された情報の行間は必ず読まなければいけないし手放しで信じてはいけないということ。二年前もこんなことを記事で書きました。いい加減に冷静に情報と向き合う力をつけなきゃだめです。物知りじゃなくていいんです。

「人が人によって殺されていることが正当化されている状態」これが戦争という今起こってる現実です。とりあえず止めるのが当たり前と思いませんか?殴り合いをしている人たちに外野が「早くこの喧嘩を終わらさねば」と銃を渡しているのをおかしいと思いませんか?

パール判事※の言葉で
「時が熱狂と偏見をやわらげた暁には,また,理性が虚偽からその仮面を剥ぎとった暁には,そのときこそ,正義の女神はその秤を平衡に保ちながら,過去の賞罰の多くに,その所を変えることを要求するであろう」

とあります。今は正に熱狂と偏見により虚偽が横行してます。

今、世の中は混乱しているし、その混乱に色々な感情が向けられ妙な熱を帯びています。メディアによって感情を掻き立てられ、関係のない人間も熱をもって騒ぐのです。こんな記事を書いている自分も情けないことにその一員なのでしょう。冷静になり、無駄な熱量を争いの場に向けるのではなく静かに反戦を祈り、唱えながら日々の営みを生きることで少なくとも周りに飛び火した熱は冷めるはず。


殺し合いしてる国へ※お金送るんやったら隣で頑張ってくれてる人や大事な人に今まで以上に感謝し、美味しいもの食わしたってください。そんなんおらんわ!っていう人は自分を思いっきり労えばいい。究極にかつ合法的に三大欲求を満たして生きる喜びを噛み締めようではありませんか。

そんでもって、戦争関連のワイドショーやYouTubeを見ているならその時間の半分でもいいから嫁さんとか、子供とか、孫とか大事なへの何気ない会話に使ってください。そんなんおらんわ!っていう人はロビンウィリアムズの出演する映画を一本見てください。それだけで世の中は少しは良くなりますよ。

    島で作業している僕は自分自信と周囲に感謝し、がっつりビールを味わいながら生きている実感を得ることにします。平たくいうと飲んだくれます。

   うまいビールをただ「うまい!」というシンプルな感情で処理しきれる日はいつくるのでしょう。そんな日を夢見ながらグラスを傾けてます。

※寄付に対する考え方
※パール判事:
東京裁判にて連合国によって派遣された判事の一人。日本側に対して全員一致の有罪判決を目指す動きに反対し、全員無罪を主張した。詳しくは以下のリンクにて

六島浜醸造所 Mushimamhama brewery

岡山県最南端の醸造所。そこは人口60人、島の面積1平方キロメートル。小さな島には日本が忘れかけていたライフスタイルや知恵、人のつながりがある。そんな故郷に惹かれ、大阪から移住した男が醸す麦酒醸造所。

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